紙の裏表の見分け方 | |
近頃の紙は技術の進歩もあって表裏の識別は難しくなってきています。 皆さんの手元に走査型顕微鏡などがあれば簡単なのですが、誰でも判る方法というのがあります。 いくつか紹介します。 @一円玉で調べる。 紙を二つ折りにして一円玉の縁でこすり、こすった跡の付き具合を見比べます。 表面は填料が多いので濃い跡がつくのです。 ただ、このやり方は填料を含まない紙には使えません。 そこで A光に透かす方法があります。 これは一枚の紙を二つ折りにして紙を水平に保ち、低い角度で光を当てながら両面の外観を見比べます。 抄紙樹の金網で作られたダイヤモンド型の跡(ワイヤ・マーク)が規則的にある方が裏面という事になります。 このような方法を試しながら紙の表裏を調べる事ができます。 他にも色々ありますが比較的簡単なのはこの方法といえますね。 |